7月から美容師さん理容師さんの専門学校の課外授業で
ピラティスの講師をさせていただいています。
お仕事の話をいただいたとき
美容師さんは、手を使う仕事であるし
立ち仕事から腰痛の方が多いと聞くし
人に見られる仕事なので
ただ痩せるとかだけでなくて
立ち方、キレイな姿勢でいることがとても大切なんじゃないか!!
だからピラティスは必要じゃないかっ!!
と感じたわけです。
私は、真剣にお受けしたお仕事だったのです。
しかしながら
実際、授業がはじまると
春まで高校生だった彼らのやんちゃぶりに
大奮闘することになってしまいました。
彼らにしてみれば
授業のカリキュラムに仕組まれているわけだから
興味をもつ生徒もいるが
全く興味がなく面倒だなと思う生徒もいます。
クラス全員、飽きずに参加出来る様に
あの手この手で
教室内を駆け回って、時に大きな声で怒る。
スカートで参加する子もいるし
照れてやらない子もいる。
四つ這いのポジションでは
後ろに男子が’いるからダメだと駄々をこねたり
思わぬところで
すごーく時間がかかるわけです。
それはそれは自由人の集まりの中
大騒ぎで

楽しく

授業が進められる次第となっています。
最初は
骨盤のニュートラルやインプリント
肩甲骨の話をしっかり準備して行った私は
1回目の授業にて、すっかり撃沈して帰って来たのでした。
クラスは、美容科、理容科合計6クラス
1回2クラスずつの授業を受け持ちます。
彼らの集中力を保つためにとにかく楽しく動く
ヨガ的なポーズを入れてみる
男子が多い理容科では、筋コンディショニングを入れてみる。
だんだんと授業になってきました。
回を重ねるごとに
やる気で参加の生徒さんも増えてきて
前の方で積極的に動いてくれる様になって
多裂筋の話やハンドレットも
張り切って出来る様になって来たのです。
ピラティスか?
いやいやピラティスの枠を超えて
彼らの身体と心のメンテナンスのために
内容を工夫するのです

特に肩周りや腕のストレッチなどは全クラスで必ずやります。
ハサミをもつから手は命ですから。
昨日の授業のあとでは
一人の女の子が
『あー背が伸びたみたいな気がする〜』って
あー私のやっている事は無駄ではなかったー
嬉しくなりました

授業の後は
猫背を治したい!
O脚をなんとかしたい!
質問、希望がたくさん寄せられる。
側湾に悩む子など時に深刻な相談も寄せられる。
みんなの希望は、1時間の中では全部対応できないけれども
出来るだけ将来的にも何か役に立てる事をお伝えできないだろうかと。
毎回、声と頭をフルにつかっています。
あと少し
12月始めまで授業は続きます。
大学で教員免許を取得し
教育実習にも5週間と2週間こなしたけれど
どうしても教職の世界に入る気になれず
学校とは関係なく過ごして来た私。
いまさらいまさら、ピラティスを通して
十代の子供達とこのような時間を過ごすことに
なろうとは思わなかったなーと感じています。
楽しいのです。
きれいになってくれ
そして将来は素敵な仕事をしてくれ
心からそう思います。
若い彼らに色んな願いをこめて
レッスン(授業)をやっています。
ピラティスは、プライベートでおこなうのが
本来のかたちです。
札幌にてSTOTT PILATESが広まるとよいです。
Snow Pilates Studio