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あこがれのダイナミックスタビリティ

先月からテニスの全仏につづいて全英と
グランドスラムがありましたね。

お仕事そっちのけで魅入ってしまう時間が多かったです。

ウィンブルドンでは、歴史的快挙で
スコットランド出身のマレーがとりました。

ジョコビッチの実力が上だと思いますが
前の試合の疲れもあって、ミスも多く残念でした。
タイミング的には、マレーなのですね。イギリス人大喜びでしたし。


とにかくレベルの高い面白い試合が目白押しで
次回も楽しみな次第です。

なによりも
スーパープレーの土台となっている体幹の安定!!
ピラティスを指導する身として別の意味で興味津々で
観ておりました。(言い訳)



さて

以前、スタビリティとモビリティについてお話をしたことがありますが
もう少し詳しく筋肉の働き方についてお伝えしたいと思います。

筋肉を機能別に分類して考えてみます。

・ローカル スタビライザー
・グローバル スタビライザー
・グローバル モビライザー

筋肉を働き方によって3つに分けているのです。

ひとつめローカルスタビライザーとは

関節にもっとも近い最深層部にあり
正しい関節の運動軸保ち
絶えず動きの調整を行う筋肉。

最大収縮は25%かそれ以下で働き、持続的に収縮する。
(ほとんど長さを変えない)

例えば
多裂筋、腹横筋、骨盤底筋など
深層外旋六筋や膝窩筋など

あまり馴染みがないのでピンとこないかとおもいますが
縁の下の力持ちのように
『ささやく』ように働くといわれます。

そして動き始める準備として最も早く反応しておいて欲しい筋肉です。


ふたつめのグローバルスタビライザーについて

これも単関節筋ですが、ローカルスタビライザーよりも
より姿勢保持のため、反重力的に働きます。
ローカルスタビライザーと違うところは
ON,OFFがあること。持続的ではなくお休みしたり働いたりします。

動きに方向があって、可動域全般をコントロールして動かす。
主に伸張性収縮や減速動作を担う。
高い固有感覚受容性がありセンサーとしての役割が高い。
かしこい筋肉です。

例えば
腹斜筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋
前鋸筋、上部、中部僧帽筋

『語りかける』ように働くといわれます。


最後にグローバルモビライザーについて

表存(浅層部に存在)し運動軸から離れている
主動筋として働く
短縮性収縮によって働くことが多い。

ON,OFFの働きがあり、速い負荷、高い負荷、衝撃の吸収などに優れている。

いわいるスポーツクラブのマシンにて鍛える筋肉くんです。
腹直筋、大胸筋、上腕二頭筋、広背筋など

『叫ぶ』働きをする筋肉といわれます。

簡単にしか説明していませんが
3つの筋肉の働きについてイメージしていただけるでしょうか。

これらの3つの筋肉は単独で働くのではなく
お互い関連し合って人の身体の動きを作り出しています。

どれかひとつだけ取り出して鍛えるのではありません。

3つが上手く働いているからこと
動いていても身体が安定することが可能になります。

ピラティスセッションの目標の一つは
動的安定性です(ダイナミックスタビリティ)。


グローバルモビライザーをよく鍛えていたり
アスリートの様に何度も同じ動作を繰り返す場合。

よく使われる大きな筋肉くんたちがいつも出しゃばって来てしまって
本来その下で縁の下的に働くローカルスタビライザーや
グローバルスタビライザーが実は上手く機能していなかったり
することが多いです。

ダンスや競技をされるクライアントさんが
何度かピラティスセッションを受けられたあと
繊細にコントロールして動くことができるようになった。
という感想をおっしゃることが多いのは
ピラティスによって表層の筋肉ばかりではなく
スタビライザーが適切に働き始めたからではないかと思います。

身体も軽くなるし繊細にコントロールできるわけです。


私は、実際にクライアントさんが活躍する
華やかな舞台を間近に観る機会はほとんどないのですが

スタジオの中で
鋭い視線でクライアントの身体を見定めて

がんばりすぎている筋肉には
もっとリラックスしてくれといい

働いていない筋肉には
君、ちょっと起きてくれたまえといい

ピラティスを通じて身体に語りかける訳です。

 上手く伝わっているかはまた別の話です
 いつかきっと伝わるはず。

つまり地道に日々のレッスンに励んでいるのです。はい。



  Snow Pilates Studio



おまけ
フレンチレストランのお庭にいた虎
ニセモノですよ。
びっくりしました!

tora mushikari








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スタビリティとモビリティ


ピラティスエクササイズで
意識しておいてほしいことに
スタビリティモビリティがあります。

スタビリティ(stability)は、安定性
モビリティ(mobility)は、可動性、動き

エクササイズをしているとき
どこが動いていてどこが動いていないか!

たとえば、
ワンレッグサークルのような
仰向けに寝て片脚をぐるぐる回すエクササイズ

ひたすら大きくたくさん脚を回すことが
目的のエクササイズではありません。

ワンレッグサークルのスタビリティは
片脚を回す運動によって
骨盤や胴体全体がニュートラルで
維持できているかを確認します。

腰椎ー骨盤を安定させるために腹横筋、骨盤底筋が
使われ、骨盤が左右にゆれないように様に
腹斜筋や多裂筋が働きます。

そして、モビリティは
股間節からの分回し運動。

土台となる身体が安定しているのを
確認して股関節まわりの筋肉を動かすのです。

つまり
『骨盤や胴体、肩が安定できる範囲で』
というのがとっても大事なわけです。



こんな風にピラティスエクササイズでは
あの手この手で身体のスタビリティを試されるのです。

好きなエクササイズで是非考えてみてください。

スタビリティ
安定しているところはいったいどこか
安定するために使われている筋肉はどこか

 その裏にあるものは
 身体が自由に動くためには
 その土台となる部分が安定してこそ
 自由でいられるわけです。
 土台の安定性を求めているのです。
 
 だからコアを鍛えるといわれるのでしょうけれど。


では
ハンドレットでは安定しているところはどこ?
動いているところはどこ?

同じように
リフォーマーやチェアなど器具を使ったエクササイズでも
安定するべきところは?
動いているところは?

そんなことを意識しながら
次回のピラティスをしてみてはいかがでしょうか。

ただ、腹筋を鍛えるとか
どこかの筋肉だけを偏って鍛えるのではないのですね。


考えながらエクササイズをすることで
ピラティスの本質に気がつくかもしれません。

気づき、意識することが変化をもたらします。
きっと。




大雪ですがスタジオは営業中です
Snow Pilates Studio







Full Certification!



カナダから認定証が届きました。

Fullになると
やっとInstructorの文字がつくのですね。

ninntei


認められた?
いやいや今までの道のりを忘れるなという戒めか。

まだまだ謙虚に活動して参りますので
どうぞよろしくお願いいたします。




 札幌でストットピラティスを
 プライベートレッスンにて提供しています。
 Snow Pilates Studio





ブライダルピラティス



ブライタルエステならぬ、ブライタルピラティス

ウエディングドレスをきれいに着たい
写真を撮られる時に美しい姿勢でいたい

肩や首回りをスッキリさせたい
新婚旅行で自信をもって水着を着たい

そんな目的でお客様がいらっしゃることもあります。

大切な時期を気持よく過ごせます様にと願って
ブライタル準備としてピラティスをご提供しています。


ただ美しくなるだけでなく
骨格を正しい位置に戻し
その後の妊娠や出産も健康に乗り越えて行く土台ともなります。



春から5ヶ月ほど通われているお客様は
明後日がドレスを着た写真撮り、今夜が最後のレッスンでした。
暑いのによくいらっしゃいました

写真撮影、楽しんできてくださいね。
素敵な思い出となります様に



偶然にも昨日お越しいただいたお客様は
結婚式のためにきれいになりたいと
昨年末頃にせっせと通われていた方でした。

奥様となられた今も
月一ぐらいのペースで
出張レッスンかスタジオにお越しいただくかたちで
ピラティスを続けています。

いまさらながら、どうだったの?という私の問いに
『見た目が全然ちがいましたよ!!』という
元気な言葉を頂き嬉しくなりました。


ブライダル準備のピラティスと一言でいっても
お客様によって要望は違いますし
その方の素敵な部分が最大限生かされる様に
考えてピラティスプログラムを準備します。


肩を出すドレスを着ますから
特に首のアライメント、目線の高さで頭の位置を調整し
肩甲骨周囲のスタビライザーがうまく機能する様に調整をします。

特別なエクササイズではないのですが
今回は、やはり肩回りを重視して丁寧に観たような気がします。

どんなに素敵なドレスや痩せていたとしても
猫背だったり、肩をすくめていたりしたらいけません。



私は、現場にはいかないけれど
色々妄想してわくわくとドキドキ

お客様を送り出してから
無事に終わります様にとお祈りする。



ピラティスインストラクターは
縁の下の力持ち的な仕事です。

なでしこ





ひと区切りの報告


ご無沙汰しております。
もう七月も終わり、札幌は夏日が続いていたようですね。


管理人erikoは、さらに暑い大阪へ
試験のため出張していました。

練習のbodyでご協力頂いた皆さんには
本当に本当にありがとうございました。

結果は、後日カナダから届きます。
またご報告いたします。



マットやリフォーマー、キャデラック、チェア、バレルと
すべての器具を使って、姿勢分析からプログラム、指導技術
理解を求められるSTOTT PILATESのフル試験は
実技だけでも一人2時間あります。

今までの自分のしてきたことをえぐり出されるような
沢山の質問が試験管から容赦なく投げかけられ
穏やかとは言いがたい空気でしたが

足りないところを気づかされ
得るものも大きかった気がします。

body役の方もだいぶんと疲労したとおもいます。





終了した後も
今まで、たくさんの方とピラティスしてきた時間を
いっぱい思い出してしまいました。


一緒に学んできて同じ時期にフル試験に挑んだ
仲間の存在も大きく
お互い励まし合って乗り切ったように思います。

きっとみんな無事に通過していることを願います。
熱い時間でしたね。



ここ札幌で自分のやりたいピラティスのカタチや
よいセッションってどういう事かって
あらためて考えてみるような時間にもなりました。


そんなわけで
試験としてではなく
まだまだピラティスと共にいたいと思います。


今日は、しばらく手を抜いていた家事に反省して
お掃除に精をだしています





プロフィール

 Eriko  Matsushima

Author: Eriko Matsushima
札幌市手稲区にてプライベート専門のピラティススタジオを運営しております

北海道初STOTT PILATES
フル認定インストラクターです

ホームページは
http://www.snowpilates.com
どうぞよろしくお願いします。

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